今回は、少し前に話題になったMOTU M2をレビューしていきたいと思います。
発売当初は、DAWソフトの老舗MOTUが手ごろな価格のオーディオインターフェースを出したという事で一時期話題になりさらに半導体の不足により数もあまり出回らなかった事から、プレミア価格で販売されていたりもしていた商品でした。
今は簡単に購入できますが、発売当初は手に入れるのが大変で予約をしても2ヶ月待ちとかが普通な商品でした。
そんなこんなで価格の割に性能がとてもいいと評判なので私も気になって購入してみたという感じです。
サイズ(幅x奥行きx高さ) | 19.05 x 10.8 x 4.5 cm |
重さ | 0.61g |
サンプルレート | 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHz |
入力端子 | コンボジャック×2 |
出力端子 | 1/4 “TRSライン出力×2 RCA ×2 ヘッドホン端子 ×1 |
接続端子 | USB-C |
対応OS | Win,Mac,iOS |
MOTU M2をレビュー
こちらが外箱の画像です。
箱は意外とコンパクトで説明書きなどは全て英語で書かれていました。
裏面の画像です。
こちらも説明書きは英語でした。
こちらが本体と付属品のケーブルです。
ケーブルはあまり長くは無いので長さが足りない場合は別途で購入が必要です。
こちらが、付属品の書類の画像です。
保証書などが入っていました。
また製品登録をお願いしますというお知らせの紙も入っていました。
取り扱い説明書などは付属されておらず、High Resolutionのサイトでアカウントを作成後、製品登録を行うと日本語訳のクイックスタートガイドをダウンロードする事が出来ます。
こちらが本体の正面の画像です。
左から、コンボジャック、右隣り上がゲインダイヤル、その下が48Vファンタム電源ボタン、その下がモニターボタンです。
また、その右隣も同じ構成となっています。
右隣のモニターは、インプットとアウトプットのメーターを表示します。
その隣の大きなダイヤルは、リアパネルのMONITORのアウトプットの音量のコントロールダイヤルです。
一番端のダイヤルはヘッドフォンの音量の調節ダイヤルです。
その下はヘッドホン端子です。
パッと見た印象は、操作部が少なくすっきりしている印象でした。
オーディオインターフェース初心者でも覚えやすくていいのではないのかと思います。
ちなみに使用する場合は、mac及びWindowsではドライバーのダウンロードが必要となりますのでURLを張っておきます。
こちらが背面の画像です。
左から、
- 電源ボタン
- MIDI NI OUT
- USBtypeC端子
- RCA アナログアウトプット
- アナログアウトプット(スタジオスピーカーなど)
です。
電源を入れるとこのようにモニターが写ります。
重量は、634.0gでした。
本体とケーブルセットで、658.5gでした。
付属ソフト
付属ソフトは、DAWの老舗メーカーという事もあり、デジタルパフォーマーの機能制限版のパフォーマーライトが付属しています。
こんな感じのソフトです。
ソフトを開くとこのような感じです。
デジタルパフォーマーは海外のプロなどが使用している高機能なソフトらしいのですが日本では、あまり使用している方がいないようで、使い方などの説明があまり出回っていないそうです。
私もいろいろと調べてみたのですが、本当に少ないので、DAWソフトに使い慣れている玄人向けなのではないのかと思いました。
他にも付属ソフトとしては、Ableton Live Liteやループ音源などが付属していました。
付属のDAWソフトはPerformer Liteよりも、使い方の情報が多いAbleton Live Liteの方が初心者の方などにはいいのかなと思います。(もう持っている方や必要のない方は別として)
また、購入者特典として、作曲家の和田貴史さんの楽曲のプロジェクトデータをダウンロードする事が出来ます。
作曲に興味のある方なら参考用のデータとしてはかなりいいのではないのかと思います。
使用してみた感想
使用してみた感想としては、モニターヘッドホンを使用して聞いた所、音の幅が明らかに広がっているという事がよくわかりました。
イヤホンで聞くとドライバーの径の関係上音域が狭いので違いがよくわからないのですが、音域の広いモニターヘッドホンで聞くと音がしっかり表現されているのがよくわかりました。
人によっては、ない音が聞こえたと表現する方もいるようでした。
PCや安物のオーディオインターフェースなどでは音域があまり広くない為、極端に高い音だったり極端に低い音が表現しきれなかったりする為、その音を聞き取る事ができなかったりします。
MOTU M2は、数十万円クラスのオーディオインターフェースで使用されているDAC(デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する機器)を使用しているという事で音質にはかなりのこだわりがあるようです。
購入者特典でもらえる和田貴史さんの楽曲データを聴き比べると結構違いがはっきり分かっていいと思いました。
モニタースピーカーにつなげてみても音域の幅が広くこの価格の物でここまでならせるのはコスパが高いのではないのかと思います。
まとめ
全体的に、価格以上の性能のオーディオインターフェースではないのかと思いました。
ただ、生配信などをメインでする方などですと手元でいろいろと操作のできるAG03の方がいろいろと使い勝手がいいのかもしれませんが音楽用途でつかうのであればM2の方が向いているのではないのかと思いました。
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