今回は、Behringer(ベリンガー)のXM8500を紹介したいと思います。
ベリンガーと言うとオーディオインターフェースのUM2がyoutuberなどが価格が安くて音質もいいとよく話題にしていたメーカーです。
ウィキペディアによると社是はDouble the features at Half the price(性能は倍に、価格は半分に)らしく価格や品質から見てもあながち嘘ではないのではないのかと思える言葉でした。
購入理由ですが、オーディオインターフェースが評判が良かったのでマイクはどうなのか?と気になっていたからです。
価格の割に音質がいいのならばラッキーですし、音質が悪くても価格が安価に設定されている為、あきらめもつきやすいのかな?と思います。
主な使用
指向特性 | カーディオイド |
マイク種類 | ダイナミック型 |
周波数特性 | 50Hz~15kHz |
感度 | -70dB |
インピーダンス | 150Ω |
端子 | XLR3ピン(オス) |
寸法 | 約165mm |
質量 | 約240g |
ONOFFスイッチ | 無し |
XM8500レビュー
箱はこのような感じです。
黒のプラスチックのケースにマイクの絵が印刷された厚紙が巻いてあります。
中身はこのような感じです。
マイク本体はスポンジに包まれておりとても大事に梱包されています。
付属品はマイク本体とマイクホルダー、書類です。
いたってシンプルです。
ONOFFスイッチが付いていないのでミュートにしたい時は、オーディオインターフェース側で操作する必要が有ります。
XLRケーブルは付属しないので必要であれば購入する必要が有ります。
付属の書類の画像です。
付属の書類にはこのマイクの周波数特性のグラフが書かれていました。
製品仕様では、周波数は50Hz~15kHzとなっていたのでその間の音量がグラフとして書かれています。
左に行けば行くほど音は低くなり右に行けば行くほど音は高くなります。
また、上に上がればとれる音量は大きくなりますし下に下がれば音量は低くなります。
この事から、50Hz~100Hz位までは、低く推移しており1000Hz~10000Hz位までは、高い状態で推移しています。
この事から、このマイクは、高音を録るのが得意なマイクと言えます。(数値で見るとですが)
こちらがマイクのグリル部分の画像です。
グリル内にはウィンドノイズやポップノイズ軽減のフィルターが内蔵しています。
注意点としては、グリルにプロテクトリング(グリルの周りに付いている角々した物)が付いていない為、少しの傾斜でもあるとマイクを置いた時にすぐに転がってしまいます。
端子部分の画像です。
グリル内の画像です。
しっかりとフィルターが入っています。
ダイアフラムの部分の画像です。
スポンジのようなものが上にかぶさっていました。
横から見た画像です。
マイクアームの画像です。
ねじ穴部分の画像です。
マイクホルダーのねじ穴は3/8インチに5/8インチの変換ねじが付いている状態となっています。
今回はマンフロットの三脚が有ったのでそれを使いました。
変換ねじを使用してねじ穴を小さくして使用しています。
こんな感じです。
マイク本体の重量は、281.9gです。
マイク本体とマイクホルダーの重量は、314.5gです。
音質について
音質についてですが、特に違和感なく使用できており価格の割にはいい製品なのではないのかと思いました。
またホワイトノイズなども聞いていて確認されなかったのでライブ配信やポッドキャストなどで使用する際もいいのかと思います。
収音性に関してですが以前シュアーのSM58と言う12000円位で販売されている有名なダイナミックマイクを使用していたのですが、その製品と比べて収音性が高く感じられました。
今現在使用しているシュアーのMV7と比べても同様に収音性が高く感じられました。
その為音量のつまみを同じ位置に設定して同じ位の声量で話すと音割れが起きてしまいます。
音量を下げれば特に問題は無いのでその点はいいのですが、歌などで声量の大きい方などは少し苦戦するかもしれませんね。
ライブ配信などでしたら、収音性が他のダイナミックマイクと比較して高いので声を拾いやすいという意味ではいいのかもしれません。
欠点としては、他のダイナミックマイクよりも収音性が高いという事から環境音(キーボードの打鍵音やマウスのクリック音)などを拾いやすいという所です。
よくわからない中華製のマイクなどを購入するよりかはこちらの方がいいのかなとは思いました。
数万円のマイクと比べるとさすがにこちらのマイクの方がいいとは言えませんが、ライブ配信など話し声を流す程度なら大して音質に差は出ないのかな?と思いました。
私の感想だけでは、比較にはあまりならないかと思いますので、実際にマイクの音声を録音して比較してみましたので気になりましたらお聞きください。
比較に使用したマイクは、XM8500とMV7です。
ぱっと聞いた感じではどちらとも特に違いが無いように思えます。(私の再生環境では)
また、聞いてわかる通り性別が男性なので特に高い声が出るわけでもない為、この声では性能差を比較する事が出来なかったのかもしれません。
ダイナミックマイクは、コンデンサーマイクよりも高音があまり得意ではない為、比較的高音を撮りたいという方はコンデンサーマイクの方がいいかもしれません。
また、音質に関しては、使用しているオーディオインターフェースや聞いているイヤホンやスピーカーなどでも違いが出てしまうのでもしかしたら私と違う意見の方も出て来るとは思いますが、あくまで参考程度によろしくお願いします。
いい点
- 価格がお手頃である
- あまりお金をかけずにライブ配信などをしたい方にいい
残念な点
- 他のダイナミックマイクと比べて収音性が高いので環境音などを拾いやすい
- 数万のマイクと比べてしまうとやはりもの落ちする
- USBマイクではないのでオーディオインターフェースなどが必要な為、無い方は別途購入しなければならない
購入前の注意点
購入前に注意する点としては、このベリンガーの製品は円安の影響を受けやすい製品となっていますので、価格面でいろいろと注意が必要です。
アマゾン価格アプリで見ると円安前は2500円位で販売されていましたが円安になっていくにつれて3500円位と値段が変動しています。
安くて音質がいいと言われているUM2も安い時では、4500~5500円位で推移していたのですが、1万円近くに変動しています。
公式のサイトでも税込み9900円となっているので結構な変動幅となっていますので、購入する際は値段をしっかり見てからの判断をお願いします。
また、XLR接続で有る為、使用する際はオーディオインターフェースと言う機材が必要となりますので初心者の方や知らない方はお気お付けください。
まとめ
レビューをしてみてこの値段設定んのマイクとしては悪くは無いのかな?と思いました。
音にこだわりが有ったりする方でしたら気に入らない点もあるかもしれませんが、使用するのに最低限よく言われているホワイトノイズなどがあまり感じられなかったので悪いマイクではないとは個人的には思っています。
似たような価格帯のマイクではホワイトノイズが乗ってストレスに感じて他の物に買い替える方もいますのでもしも不安なのであれば、価格の高いSM58やMV7のような価格は高いですが評価の高いマイクの方がいいかもしれません。
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