Z120とは
今回は、ロジクールから出ているコンパクトステレオスピーカーであるZ120BWをレビューしていきたいと思います。
今回紹介するZ120BWはメーカー希望価格1650円と安価なのに対して音質がいいという事で知られており、アマゾンレビューも1万件以上のレビューが有り、レビュー記事投稿時点では4.1と言う高評価を得ており、安くて音質がいいスピーカーを探しているという方にとてもお勧めできる製品となっています。
そしてUSB給電方式となっており、モバイルバッテリーなどでも使用する事が出来る為、持ち運んで外出先で使用するという事も出来ます。
出力が1.2Wとあまり高くは無いので主な用途としては、モニターのサイドに置いて、目の前で使う程度がいいのではないのかと思います。(離れて使うには、出力が少し低い為)
主な性能を紹介すると以下の通りです。
本体サイズ(高さ×幅×奥行き) | 110mm×90mm×88mm |
重量 | 0.25kg |
総合出力 | 1.2W |
3.5mmステレオミニプラグ | 1 |
電源用USBケーブル | 1 |
保証期間 | 2年間 |
それでは商品を紹介していきたいと思います。
Z120のレビュー
こちらが、外箱の画像です。
箱の裏面の画像です。
付属品は、保証書などの紙類が入っていました。
使い方に関しての取り扱い説明ですが、箱のふたを開けるとすぐの所に書いてありました。
こちらが本体の画像です。
USB給電端子と3.5mmミニステレオプラグが付いています。
スピーカー本体の片方には、電源ランプと音量調節のつまみが付いています。
大きさとしては、片方のスピーカを片手でつかんで持ち上げられる位です。
こんな感じの大きさになります。
電源を入れると電源ランプが点灯しスピーカーを使う事が出来ます。
裏面は、ケーブルの長さ調節用の巻き取り口が有ります。
適度な長さにして使用できるのでケーブルがごちゃごちゃせずにすっきりとするのでとても便利です。
裏面は、滑り止めが付いていました。
スピーカーとスピーカーをつなぐケーブルは、約70㎝ほどで後ろにあるデルの32インチカーブモニターであればギリギリサイドに置ける位の長さです。
電源部のUSBケーブルと、3.5mmミニプラグのケーブルの長さはほぼ同じ位の長さで、両方とも約120㎝ほどの長さでした。
手持ちのモバイルバッテリーでも正常に動作しました。
音質比較
音質に関してですが、言葉で、言い表すよりも実際に聞いてみた方がいいと思い複数の音源を録り比較してみました。
比較で録音した音源は、
- 主音源
- Z120BW
- DELL S3221(モニタースピーカー)
の3種類の音源を収録しました。
ダイナミックマイクで、収録したのですが、マイクでの収録の為、実際の耳で聞きとっった音とは異なる可能性が有りますので、参考程度にお聞きください。
収録条件は、音源から40㎝放して行いました。
使用したマイクは、SHURE MV7です。
いかがでしたでしょうか?
人により好みの音と言うのは有りますが、音割れやよく安物のスピーカーに有る高音だけ出て低音が全くでないなどと言うものも無く低音も出ており、似た価格帯のスピーカーと比べても性能は高い方ではないのかと思います。
スピーカーの音にノイズが走る場合
私が試した時は、ノイズは聞き取れなかったのですが、USB給電のスピーカーに関しては、使用する機器の違いによりスピーカーにノイズが走る場合がまれにあるようでもしもノイズが走るようであれば、給電先をパソコンなどの機材からACアダプターに変えてあげる事により、その症状が治まる場合が有ります。(必ずではありませんが)
パソコンは、精密機器ですので最近の物は聞かないのですがノイズを拾ってしまいノイズ音が出てしまう場合があります。
その為、給電先をACアダプターにする事で、パソコンからのノイズを拾わずに使用できるので、ノイズ対策としての方法として、もしもノイズが気になる場合は試してみてください。
いい所悪い所
Z120BWを使用してみていい所と悪い所をまとめてみました。
いい所
- 価格が1000円台と安い
- 価格の割に低音も高音も出ていて音のバランスがいい
- 小型なので持ち運びも可能
- USB給電式なので、外出先などでもモバイルバッテリーをつなげば使える
悪い所
- 音がいいと言っても高額なスピーカーなどと比べてしまうと音質は劣る
- 低音も出るがウーファーなどが付いているわけではないのでドンドコドンドコする低音は出ない為、低音を期待している方には向かない
- 出力が1.2Wと高いわけではないので、リビングなどの広い部屋で使用するのには出力不足な気がする(出力が低い為、音量も他の高出力スピーカーよりかは無いので離れた所で映画鑑賞などには向かないと思う)
ざっといい所と悪い所をまとめてみましたが、音質がいいと言っても、1000円台で買えるスピーカーの中では安いという意味であり高額なスピーカーなどと比べてしまうと当然音質は落ちてしまいます。
その為、スピーカー無しのモニターを購入して、音質はそこそこのできるだけ安いスピーカーが欲しいという方に向いている製品だと思います。
スピーカーのW数の目安はこちら
- 5~10W 8畳
- 20~30W リビングほどの広さ
です。
この事から、主な使用用途は、スピーカーを目の前に置くPC作業用などに向いており、リビングなどの広い場所で、大音量で音を流すのには向きません。
まとめ
今回は、ロジクールが出しているスピーカーZ120BWをレビューしていきました。
使っていて本当に価格の割には音質もよくコスパは非常に高い製品だと思いました。
ただ、レビューなどを見て、音質がいいからと音質重視で購入されてがっかりされているという方もいましたので、述べておきますと価格の割には音質がいいという製品で高音質の物を求めるのであれば、G560などの高価格帯のスピーカーを選んでおいた方が失敗しにくいのかと思います。
スピーカーに関してですが、スピーカー沼と言う言葉も有る位、こだわりだしてしまうと抜け出せない物なので、どこまで許容できるのかと言うのがスピーカー選びでは大事になって来る物だと思います。
今回紹介したZ120BWは、音響機器を安く済ませたいでも安っぽい音で失敗したくないという方向けの製品ではないのかと私は思います。
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