今回は、ArturiaのMIDIキーボードKeyLab Essential 61 mk3をレビューしていきたいと思います。
以前からArturiaのMIDIキーボードに興味があったのですが買おうか買わないか迷っているうちに新しいモデルの製品が出てきたので購入してしまいました。
今回紹介するキーボードは鍵盤数が49個と61個のモデルの中の61鍵モデルを紹介します。
サイズ | 890x240x70mm |
重量 | 約3.08kg |
接続端子 | USB Type-C |
コマンドスイッチ | 4 |
モジュレーション・ホイール | 1 |
ピッチベンド・ホイール | 1 |
タッチ&プレッシャー・センス付きパッド | 8 |
ペダル用のコントロール入力端子 | サスティン、エクスプレッション、フットスイッチ |
鍵盤数 | 61 |
色 | 白、黒 |
対応DAWソフト | FL Studio、Logic Pro、Ableton Live、Cubase、Bitwig Studio |
商品紹介
こちらが箱の画像です。
こちらが本体の画像です。
もって見た感じではとても軽くて持ち運びに便利だなと感じました。
外装や鍵盤は、樹脂製で軽量化を目的に採用されているのではないのかと思います。
端子は、左から
サスティーンペダル用のControl端子
MIDI Out端子
USB Type-C端子
です。
付属の書類関係です。
シリアルコードが書かれている書類は今回は載せていません。
保証期間は1ヶ月との事で意外と短いんだなと思いました。
その為、検品は入念にしておかないと保証期間がすぐに過ぎてしまいますので注意が必要です。
こちらが付属のケーブルです。
type Cとtype Aのケーブルでした。
電源を入れるとキーボード部分が光ります。
結構おしゃれで気に入っています。
各種ボタンです。
Undo、Redoボタンやクオンタイズも付いており鍵盤の上である程度の操作が出来てしまうというのがとても便利でいいと思います。
他にもアルペジエーターモードやスケールモードもボタン一つで変更可能です。
鍵盤を机の上に置くと机の上のスペースがとられてしまいキーボードやマウスの操作がしにくいというデメリットが有りますが、鍵盤だけである程度の操作が出来てしまうとそういったデメリットも解消されやすいのでいいのではないのかと思います。
パッドのベロシティーですが最大で127段階まで有るので調節も結構シビアにできているようです。使い方に関してですが、メーカーのホームページに説明書と使い方の動画などが有りますので気になりましたらご覧ください。
付属のソフトウェア
MIDIキーボードもとても優秀ですが、付属のソフトウェアもとても優秀なものが多いので紹介していきたいと思います。
Analog Lab V
Arturiaが出している音源ソフトで、付属の音源ソフトの中ではこれが一番の目玉ソフトです。音もきれいですし2000以上のプリセットが用意されているので、DTMを始めたばかりで音源が少ないという方にはかなりのいい製品ではないのかと思います。
価格も99ドル、1ドル150円計算で14850円と高額な製品です。
自社製品だからこんな事が出来るんですね!!
気になられた方はアナログラボプレイと言う制限版ではありますが無料版がダウンロード可能なのでそちらを試してみるのもいいかもしれませんね。
Ableton Live Lite
ドイツのAbleton社が出しているDAWソフトの無料版、無料と言っても機能は結構充実していますし、まだDAWソフトをもっていない方には使い方を解説しているサイトや動画なども豊富にあるのでお試し程度に使ってみるのもありなのではないのかと思います。
UVI Model D
UVIが出しているピアノ音源で音質もとても良くサイトで視聴する事が出来ます。
価格も49ドル、1ドル150円計算で7350円となかなかいい値段の製品ですので音源がまだあまりそろっていないという方などにいいのではないのでしょうか?
THE GENTLEMAN
業界標準と言われているネイティブインストゥルメンツ社のコンプリートに付属されているコンタクトで使用できるピアノ音源で音質もとても良く(100年以上前のアップライトピアノを再現した音源)音質のいいピアノ音源が欲しいという方にはいいのではないのかと思います。
通常で購入すると14200円と高額ですので結構太っ腹だなと思いました。
ちなみにコンタクトは有料ですが、無料でダウンロードができるコンタクトプレイヤーでも使用する事が出来る為、使用に関しての心配もなくていいと思います。
Melodics
パッドやキーボードのレッスンを受けられるサイトで初心者の方でまだキーボードやパッドの使い方に慣れていないという方にはいいのではないのでしょうか。
Loopcloud
サンプル音源で有名なループクラウドの2ヶ月間無料で利用できるシリアルコードが付属しています。
DTM を始められる方でしたら一度は試してもらいたいと思われるサービスです。
月額制のサービスの為、始めるのをためらう方が多いと思いますのでこの機に無料で試すことが出来るのはとてもいいのではないのかと思います。
DTMをもうすでにやられている方などは登録されている方も多いと思いますが、初めての方にはいいのではないのかと思います。
サブスクリプション型のサービスではLoopcloudかSpliceのどちらかか、あるいはどちらも登録されているという方もいる人気のサービスですので結構おススメです。
使用してみての感想
実際に使用してみてですが、個人的にはかなり使いやすかったです。
鍵盤も好みは有りますが重すぎず軽すぎずで使いやすかったです。
パッドもベロシティーを検知してくれる為、打ち込み時の強弱などもコントロールしやすく扱いやすかったですしクオンタイズボタン打ち込んだ後にすぐにクオンタイズできるのも便利でした。
初心者の方向けにいろいろなモードがあり指定したコードの形で演奏されるコードモードやアルペジオ演奏に便利なアルペジオモードや始めたての初心者の方にとてもうれしいスケールモードも付いています。
スケールモードは、選択したスケールの音しかならないようにクオンタイズ(揃える)してくれる機能で始めた手ですとどうしても黒鍵が苦手という方も多いと思いますが、この機能があれば白鍵だけで黒鍵部分も弾けてしまうので楽曲制作もはかどりやすいかと思います。(デメリットとしては、クオンタイズされてしまうのでわざと音を外したりできないという所が弱点ではあります。でも便利なのでキーボードに慣れるまでは活用したい機能ですね。)
このような感じで、初心者の方から使い慣れている方まで幅広く対応している製品だなと感じました。
付属のソフトウェアも結構豪華なので購入して損したと言う気持ちになる方は少ないのではないのかと思います。
まとめ
なんだかんだで2、3ヶ月使用していますがいまだに飽きずに使えています。(期間が短いかな?)
特に付属のソフトウェアがとても優秀でAnalog Lab Vはよく使用しています。
機能も豊富でどちらかというとこれからDTMを始められる方向けの製品だなと思いました。
今回紹介したモデルは61鍵ですが、鍵盤を置くスペースが無いという方は49鍵もいいのではないのかと思います。
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